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五首選会に参加します

CoM11 TrB0
中村成志さんのブログ「はいほー通信 短歌編」で開催されている、
五首選会」に参加させていただきます。

  題詠100首2007に投稿した短歌から、自薦五首を掲示し、
  当該記事の閲覧者にコメント欄で五首選をしていただく、

というイベントです。


A.Iの全投稿歌は↓こちらのエントリ↓にてご覧いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。



【自薦五首】静謐

 025:化
  ドラえもん冷温庫には封を切った化粧水の瓶何本かあり

 036:湯
  湯浴みせばコロン静かに揮発して役目を終えし瘡蓋となる

 037:片思い
  片思いしたことのない思春期にうっすらと削ぐ鉛筆の芯

 046:階段
  鼻先をかゆがる犬の面もちで階段に座り込むこいびと

 079:塔
  ポスト鳴る まだほの暗い街を背に給水塔が生み出した蝕




【自歌鑑賞】
全体的に、意味よりもリズムを重視する歌が多かったように思います。
結果として、単語や音の繰り返し(「するおるすばん」「旅人の旅」など)が頻発してしまいました。無意識のうちにことばを型にはめようとして、リズムに構文のようなパターンができてしまうことも。

自薦では、そんな上滑りな世界観の中でも、とりわけ空虚な五首を選んでみました。

他薦ではどんな歌が選ばれるんでしょうか。ドキドキしますね~。
五首選参加者さん以外のかたも、お気軽にコメントいただけたらうれしいです。
題詠2007  2007.11.06
2007.11.08 22:43 edit
五首選「ききみみずきん」

037:片思い
 片思いしたことのない思春期にうっすらと削ぐ鉛筆の芯
039:理想
 夏草は夏の理想に近づいてポポンと種を弾き飛ばした
059:ひらがな
 ひらがなのとぎれとぎれの告白はしずかのうみの波にさらわれ
076:まぶた
 ぽとぽととまぶたを叩く音がして窓のそとには冬がきていた
079:塔
 ポスト鳴る まだほの暗い街を背に給水塔が生み出した蝕

 はじめまして☆
ことばの音色とリズムと意味のバランスが絶妙!と思ったお歌をあつめてみました。
 「片思い」「まぶた」がとくにすきです。
 えんぴつをけずるといえば、若葉の上で色鉛筆(赤)をけずるというめっちゃビビッドな(笑)北原白秋のうたが好きですが、このモノクロ(たぶんHB??)の芯もとてもすてき。そしてまぶたを叩く音がききたい。

※今これをはりつけようとしてよく見たら、自薦なさっているおうたとふたつ重なってました☆
すぎな URL
2007.11.09 21:53 edit
好きな歌五首

008:種
アボカドの種あたためる鳥たちよ(何も生まれてきませんように)
033:太陽
『火の鳥』の太陽編を数ページ千切りて我の恋文となす
036:湯
湯浴みせばコロン静かに揮発して役目を終えし瘡蓋となる
042:海
きみの耳から海の国 舌を挿し塩辛い水そっと吸い出す
043:ためいき
生ぬるい沼地に足を踏みだせばだらしなくでてしまうためいき
063:浜
浜風に弄られし髪うしろ手でざっくり束ねトラックの窓

 素直に自分が「ああ、いいなあ」思ったものの中から、さらに五首を選びました。
 とても大事なことを、とてもさりげなく詠われるのが、A.Iさんのお歌の特徴かな、と感じました。
 その中から特に、行為だけで心情や周りの風景まで目に浮かぶような五首を選んでいました。意図したわけではないのだけれど、自然に。
中村成志 URL
2007.11.09 21:54 edit
(ウラ)色模様五首

018:酸
胃袋を引きずりだせば鮮血は空気に触れて酸化してゆく
026:地図
境界はやがて溶けゆく 模造紙にミルクを零したように白地図
040:ボタン
ボタン箱にはとりどりのボタンあり この子はいちご味だと思う
053:爪
爪を噛む癖は治らずゆっくりとミルクレープの重なりを剥ぐ
092:ホテル
白線の内側で守られてる人とホテル暮しの長さを競う

 自分が「歌のどこかに色、模様を入れる。またはそれを連想させる歌作りをする」ことを縛りとしていたので、その視点から(ウラ五選)として選んでみました。
 なぜか、基調は「白」だと思えます。その上に、とりどりの色が浮かぶ。そんな五首です。
中村成志 URL
2007.11.12 12:19 edit
『とうめいな世界』

002:晴
 シャキシャキと鋏を入れる スクリーンの向こう側の景色は晴れだ
005:しあわせ
 しあわせの野良を拾った 牛乳を沸騰させぬよう温める
031:雪
 街中の洗濯洗剤買い占めて雪に見立ててばらまけばよい
061:論
 上弦の月に諭され帰り道 子猫を拾うのをあきらめる
096:模様
 塗り替えたばかりの壁に靴跡が模様となって空へとつづく

A.Iさんのお歌はいつもとても爽やかで軽やかでまっすぐな印象を受けます。
とくにそんな気持ちになった5首を選びました。
『しあわせ』と『論』。拾ったバージョンと拾わなかったバージョン(笑)どちらも好きです。

青空は青いのではなくて
夜空は黒いのではなくて
きっとぜんぶとうめいなんだと思う
きっとあなたもとうめいなんだと思う
みち。 URL
2007.11.12 19:03 edit
016:吹
 ピアニカに春の嵐を吹き込んで緑の原を駆け回りたい
035:昭和
 昭和めく軽トラックが引越しの荷物を運ぶ春の農道
042:海
 きみの耳から海の国 舌を挿し塩辛い水そっと吸い出す
058:鐘
 未届けの妻と書類に記すとき市役所の鐘正午を告げる
076:まぶた
 ぽとぽととまぶたを叩く音がして窓のそとには冬がきていた

好きな歌を選んだら、季節を詠んだ歌が多かったです。
「海」の歌は、夏っぽいです。
「鐘」はそうなると秋だな、と勝手に思っております。
やすまる URL
2007.11.13 22:56 edit
明るいひかりの中に置かれた5首

008:種 アボカドの種あたためる鳥たちよ(何も生まれてきませんように)
039:理想 夏草は夏の理想に近づいてポポンと種を弾き飛ばした
046:階段 鼻先をかゆがる犬の面もちで階段に座り込むこいびと
059:ひらがな ひらがなのとぎれとぎれの告白はしずかのうみの波にさらわれ
069:卒業 閉店の音楽が鳴り 少年を卒業すべき時間だと知る

「明るいひかりの中に置かれた5首」とタイトルをつけてみましたが、正確には、「008:種」「039:理想」の歌に対してそのように感じました。「明るいひかりの中の情景を詠んだ歌」というより、歌そのものがひかりの中に置かれている、そんな印象です。
それ以外の3首については、このタイトルには当てはまらないかもしれないですけど、それぞれにいいなと思いました。
五十嵐きよみ URL
2007.11.15 14:13 edit
5首選『恋の温度』

スプーンを支える指にバリトンの温度のシチュー触れ響きだす(007:スプーン)

年上の女性がくれた生温い水鉄砲の水を浴びつつ(014:温)

『火の鳥』の太陽編を数ページ千切りて我の恋文となす(033:太陽)

人は皆となりの人に寄りかかり電車の箱のわずか傾き(054:電車)

朝露を集めて醸す酒のごと手に入れがたき恋ひとつあり(081:露)


体温のような、ぬくみを感じるおうたを選びました。
A.Iさんのおうたには「この題をこう使うのか!」という発見がたくさんありました。
「太陽編」とか、何度も読んでいるのに、なるほど~とうなずかされます。
恋のことを詠んだおうたでも、作中主体の性のあいまいさが(個人的にですが)わたしはすきです。
こよみ URL
2007.11.18 00:29 edit
5首選「みえる きこえる」

002:晴
 シャキシャキと鋏を入れる スクリーンの向こう側の景色は晴れだ
005:しあわせ
 しあわせの野良を拾った 牛乳を沸騰させぬよう温める
008:種
 アボカドの種あたためる鳥たちよ(何も生まれてきませんように)
054:電車
 人は皆となりの人に寄りかかり電車の箱のわずか傾き
076:まぶた
 ぽとぽととまぶたを叩く音がして窓のそとには冬がきていた

見たことは無いけれど、みえる
聞いたこと無いけれど、きこえる
不思議ですてきなお歌を選ばせていただきました。

ワンコ山田 URL
2007.11.18 13:48 edit
5首選「秩序のない世界の秩序」

スプーンを支える指にバリトンの温度のシチュー触れ響きだす

アボカドの種あたためる鳥たちよ(何も生まれてきませんように)

拝啓、あたしは蜜を溜め込んだ巣穴にもぐる日々であります

鼻先をかゆがる犬の面もちで階段に座り込むこいびと

リモコンの電波飛び交う戦場でおにぎりだけがアナログのまま


どう表現していいのかわからないのですが、とても気になった作品たちを選びました。
「不思議の国のアリス」みたいな感覚で、別の秩序のある場所で紡がれた言葉のような。
かたちあるものが、そのかたちを変えている、やわらかで不思議な世界が妙に印象的でした。

(昨日、投稿したのですが、うまく投稿できていなかったようなので再送します)
花夢 URL
2007.11.18 22:14 edit
五首選「‥‥節操なく」

001:始
銃口はあなたのほうを向いている 心理テストのような始まり

023:誰
誰と手を繋いでいたのかわからない 雨降る気配の漂う夕べ

052:あこがれ
あこがれの履歴一位を塗り替えるみかん星人冷凍みかん

059:ひらがな
ひらがなのとぎれとぎれの告白はしずかのうみの波にさらわれ

075:鳥
恋文を鳥目の鳥に結びつけ月が明るい夜に放てば

ものすごく単純に、私の感性で良いと思った歌達です。
すいません、題詠参加者のくせに短歌の知識がほとんどないもので巧く説明できないのですが、リズム感が良かったり、特定のフレーズに共感してみたり。
桶田 沙美 URL
2007.11.19 06:52 edit
11月19日午前零時をもちまして、「五首選会」を終了させていただきました。ありがとうございました。
拙ブログにて感想などを書いています。よろしかったらご覧ください。
中村成志 URL
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一ノ関 藍子 (A.I)

Author:一ノ関 藍子 (A.I)
短歌を詠んでいます。
同人「歌クテル」はおやすみ中です。

あたらしいパソコンを購入したので、
たまには更新しようかなぁ、と思っています。

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